now onair

13:50

科捜研の女 #7【再】

NEXT

札幌の下水道管は大丈夫? 八潮の陥没事故を受け調査始まる 約185kmが対象 危ないのはどんな場所?

埼玉県で1月に発生した道路陥没事故。国は全国の自治体に下水道管の調査を指示し、2日、札幌市でも調査が始まりました。

中川宙大記者:「作業員の方が今、マンホールの中に入って下水道管の中を調査します」。

札幌市で2日から始まった、下水道管の調査。作業員が中に入って、損傷などがないか確認を行いました。今年1月、埼玉県八潮市で、陥没した道路にトラックが転落、運転手が死亡しました。42年前に設置した下水道管の破損が陥没の原因とみられています。

埼玉・八潮市の陥没事故
埼玉・八潮市の陥没事故

この事故を受けて、国は全国の自治体に下水道管の「特別重点調査」を指示。対象は設置から30年以上が経過した直径2m以上の下水道管で、札幌市で対象となるのはおよそ185kmです。

札幌市下水道河川局・染矢洋課長:「100年ぐらい使っていてもまだまだ丈夫な下水管も存在しますので、他都市に比べてもそれほど傷みは進んでいない」。

中川記者:「住宅街が広がるこちらのエリア、この下を流れる下水道管も優先箇所の一つとなっています」。

管が太くて、下水の量が多く、腐食が起きやすい。八潮市の陥没現場と似たような条件などの下水道管は、市内におよそ3kmあり、「優先箇所」として最初に調査が行われます。札幌でも下水道管の破損を原因とする道路の陥没は、年間150件ほど起きています。

札幌市下水道河川局・染矢洋課長:「二度とああいう事故を繰り返さないためにも、早急に下水道管の調査を行う」。

札幌市は今月中に優先箇所を調査し、残りの区間も年内に調査を終える予定です。

札幌市の下水道管は、総延長8300km以上もあります。東京から中東諸国までの距離が8300kmくらいなので、ものすごい距離があります。そのうちの1700km以上を毎年、簡易調査しています。8300kmを網羅するためには5年かかるわけです。

それが、埼玉県での事故を受けて変わりました。直径2m以上かつ30年以上経過している下水道管に関しては、特別重点調査というものを行っています。対象が185kmで、今年中に完了する予定ということです。

特別重点調査対象の下水道管は、札幌市内各所に点在しています。その中でも、特に早い調査が求められるのが「優先箇所」とされる所です。例えば北海道神宮近くの石山通に近い辺りや、札幌駅から北に伸びる創成川通です。北37条の辺りや、北34条西7丁目、札幌新道も走っているところです。

「優先箇所」は、幹線道路沿いや地盤が崩れやすい場所、カーブや段差がある所など腐食が進みやすい場所で、およそ3kmの総延長があります。優先調査は、今月中に調査を完了する予定です。

合わせて読みたい

HTB天気予報士
イチオシ!動画ポスト
2025参院選
HTB天気予報士
奇跡の子
テレメンタリー2024 知床沖観光船事故 2年後の影響 全国アンケート調査
NEWS onチャンネル
HTB NEWS LINE公式アカウント
みんなで防災!HTBポータルサイト

その他のニュース

一覧の続きを表示
htb