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強毒性植物「バイカルハナウド」か?道内で相次ぐ通報…「ほとんどエゾニュウ」でも「むやみに触らないで」

苫小牧市環境生活課 高坂聡副主幹)
「こちらですね」

3メートル近い背丈で白い花を咲かせる植物。苫小牧市を流れる錦多峰川の河川敷に生えているもので、あの植物に似ていると市民から市に問い合わせがありました。
それが、毒性の強いバイカルハナウド。
樹液が付着し日光を浴びると激しい痛みを伴うやけどのような皮膚炎を発症します。
国内では確認されていませんでしたが、先月、バイカルハナウドとみられる植物10株が札幌市北区の北大キャンパス構内で発見されたほか、2日、白石区東札幌のサイクリングロード近くでも40株が確認されました。
今回、通報があった苫小牧市のこちらの植物もバイカルハナウドとみられる植物なのでしょうか。
市の担当者は…。

苫小牧市環境生活課 高坂聡副主幹)
「いまのところ確認している分にはほぼほぼエゾニュウであると確認している」

山菜としても知られる「エゾニュウ」。バイカルハナウドよりも葉の切れ込みが浅く、茎の毛がない植物です。

苫小牧市環境生活課 高坂聡副主幹)
「一見すると花の色や形、あと背丈が高い植物なのでバイカルハナウドも大きい花なので、ぱっと見は市民の方も心配になるかと思います」

市にはこれまで20件の問い合わせがきていますが、ほとんどがエゾニュウで、市は特徴を照らし合わせたうえで連絡をしてほしいと呼びかけています。

苫小牧市環境生活課 高坂聡副主幹)
「基本的には植物ですので近寄らなければ害はありません。過度の心配はされず、もし自宅近くなどで見つけて心配な場合は市のHPなどをみて比べてもらって、それでも見分けがつかない場合は問い合わせてほしい」

一方、札幌市でも。

本吉智彦記者)
「緑地に生えている背丈の高い植物、札幌市はすでに調査を終えていて毒性のある植物ではないと書かれています」

札幌市北区篠路町の公園。バイカルハナウドに似た植物が生えていますが、セリ科の在来種「オオハナウド」でした。
北大でバイカルハナウドに似た植物が発見されて以降、札幌市にはこれまでに150件以上の問い合わせが来ているということですが、2日の白石区以降、新たな発見はないということです。
北大は3日、キャンパス内で見つかった植物について、バイカルハナウドと特定できなかったと発表しましたが、「皮膚炎を起こす成分が含まれている可能性がある」としています。
生息範囲はどこまで拡大しているのか。
鈴木知事は4日の定例会見で改めて注意を呼びかけました。

北海道 鈴木直道知事)
「似た植物を見つけたという場合、むやみに触らないようにお願いいたします」

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