道内各地で猛暑日 熱中症警戒アラート発表 屋外活動中止や下校時間繰り上げも コンクリートは40℃超も
2025年 7月 7日 16:16 掲載
危険な暑さです。7日、道内は各地で35℃を超える猛暑日となり、今年初めての熱中症警戒アラートも発表されました。
高橋海斗記者)
「立っているだけで汗が噴き出してくるほどの暑さです。まだ午前9時半過ぎですが駅前の温度計はすでに35℃を超えています。この暑さで駅前を歩く人の姿もまばらとなっています」。
上空に流れ込んだ暖気の影響で道東を中心に危険な暑さとなった7日の道内。午後3時までの最高気温は帯広で、36.8℃、置戸町境野で36.4℃などと各地で猛暑日を記録しました。
帯広市民)
「めっちゃ暑いです。溶けちゃいそうです」。
埼玉からの観光客)
「(埼玉より)こっちの方が暑いですよ。もうこのまま特急に乗って涼しい環境で帰ります」。
道内では、今年初めての熱中症警戒アラートがオホーツクと十勝地方で発表されました。帯広市内の中学校では屋外の体育の授業や部活動が中止。また、十勝では2つの高校で下校時間を繰りあげたほか、学校祭が延期されるなどの事態に。

北海道帯広緑陽高等学校 重堂智之教頭)
「生徒の健康と安全を考えてということで延期をしております」。
予定していた体育祭を9日に延期することにした帯広緑陽高校。この暑さでは簡易型のクーラーでは間に合わないといいます。
北海道帯広緑陽高等学校 重堂智之教頭)
「熱中症警戒アラートが出れば(学校として)臨時休校等も含めてですね、検討するということになっております。学校としては暑さ指数が31を超えると原則運動禁止ということで対応しております」。
最高気温35.9℃を観測した北見では…。
荒木カメラマン)
「噴水のある公園に来ています。この暑さのせいか、誰もいません」。
北見の一部の小中学校では下校時間をあえて遅くして日が陰るのを待つ対応をとりました。
鈴木麻友記者)
「雲がほとんどなく強い日差しが降り注ぐ札幌です。コンクリートの照り返しでもわっとした熱気を感じます」。

札幌も最高気温32.4℃まで上昇。地面はどれくらい熱くなっているのでしょう。
鈴木麻友記者)
「コンクリートは40℃を超えていることを表す白になっていますね」。
一方、木陰が広がるエリアでは20℃前後の青の部分が多くなっています。さらに暑さ対策として、効果的だったのが・・・
鈴木麻友記者)
「(日傘を外してもらうと)みるみる赤い部分が見えてきました」。

一方で地下は。
鈴木麻友記者)
「地上から地下歩行空間へと来ました。体感温度が全く違います。そして歩いている人の数も地上より地下の方が多い印象です」。
札幌市民)
「暑すぎてジリジリしているので、下の方がクーラーきいているかなと思って避難してきました。ちょっとしんどいかなって感じ。水分補給していかないと危ないなって感じはしますね」。
熱中症にも警戒が必要です。石狩市のゴルフ場では70代の男性が熱中症疑いで心肺停止の状態で運ばれています。危険な暑さは8日も続く見込みです。