北海道 クマの推定個体数おととし時点で1万1600頭あまり 統計史上初めて減少 ヒグマ保護管理検討会
2025年 7月 8日 12:42 掲載
道内のクマの推定個体数は、おととし時点で1万1600頭あまりで、統計史上、初めて減少に転じました。
道の担当者や大学教授らが参加したヒグマ保護管理検討会で、道内のクマの推定個体数は、おととし時点で1万1661頭と報告されました。統計を開始した1991年以来、初めて前の年より減少しました。減少に転じたのは2023年度に過去最多となるおよそ1800頭が捕獲されたことが要因とみられています。また検討会では、クマと人の行動範囲を分けて対策を講じるゾーニング管理の取り組みやこの春の管理捕獲の状況などが報告されました。