気温の高い夏に集中 突然の発火事故にご注意を 身近な製品で実験
2025年 7月 9日 18:22 掲載
道内でも連日暑い日が続いていますが、気温が高くなると身近な製品が突如発火するおそれがあります。
アロマオイルがついたタオル。ドラム式洗濯機で乾燥し放置していると…炎が上がりました。これはNITE・製品評価技術基盤機構の実験映像です。油がついた布類や紙類は高温になると、油分が酸化し発生した熱が外に逃げにくくなり、自然発火が起こりやすくなるといいます。NITEは、油がついた布は油汚れが落ちやすい洗剤を使ってもみ洗いすること、乾燥機で乾かさないなどの注意を呼び掛けています。さらに夏、気をつけなければいけないのがモバイルバッテリーの事故です。炎天下の中、車に放置していると徐々に膨らんでいき発火してしまいました。NITEによりますと、モバイルバッテリーや携帯用扇風機などリチウムイオン電池を使った製品の事故は去年までの過去5年間に1860件発生。6月から8月の気温が高くなる夏に集中しているといいます。
NITEの担当者:「バッテリーのふくらみの正体は可燃性のガスになります。まず触れないぐらい熱くなっている場合は、今にも発火する危険性がありますので、その場合は大量の水で冷やしていただくか、水没させるということをしていただければと思います。」