下水道管に直径約30センチの穴 7日陥没の道路を札幌市が掘削調査
2025年 7月 9日 18:37 掲載
おととい、札幌市北区で歩道が陥没してトラックのタイヤが埋まったことをうけ、きょう市が掘削調査を行った結果、地下の下水道管に穴が開いているのが見つかりました。
■高橋純暉記者実況:
「今、水道管らしきものが、表に見えてきました。中には、水が流れている様子がわかります。穴が開いています」
調査が行われた札幌市北区新川の歩道では、地下1.5mほどの深さにある下水道管に直径30cmほどの穴が見つかりました。この現場ではおととい、歩道に乗り上げて停止していた4tトラックが発進した際、路面が80cmほど陥没し、右後ろのタイヤが埋まりました。札幌市は下水道管の穴から土砂が入り込み、地下の土壌部分にすき間ができたことで陥没したとみています。
■スタジオ
札幌市北区新川で、地下の下水道管に直径30センチほどの穴が開いているのが見つかりました。この場所では、一昨日、4tトラックのタイヤの下半分が道路に埋まり、こちらの水道管からの土砂の流出が原因とみられています。埼玉県八潮市の道路陥没事故と同じようなことが、札幌市内でも起きたとみられています。
今回穴が見つかった下水道管は46年前に設置されたものです。札幌市内には、埋設されてから50年以上経っている下水道管が全体のおよそ21%、長さにして1800kmあるということです。市は、道路や歩道の陥没を見つけた際は、すぐに各区の土木センターへ連絡するよう呼びかけています。