北海道北見市の副市長らが公共施設の指定管理先の民間事業者から禁止されている接待を受けていた問題で、市は調査の結果３５件の会食が確認され職員１７人を処分したと明らかにしました。

北見市の武田雅弘副市長と職員１７人は市有施設の指定管理などを受託する「北見都市施設管理公社」の社長から市の内規で禁止されている接待を受けていました。
市の調査では内規ができた２０２２年１２月以降で２０件の接待があり、金額はおよそ５９万円にのぼることがわかりました。

北見市　辻市長）
「市職員による便宜供与や、北見都市公社からの便宜供与の依頼などがあったとは認められない」。

１１日の市議会で辻直孝市長は法令違反はないという考えを明らかにしたうえで、自身と武田副市長の給与を３か月間５０％カットする条例案を提出しています。
市は接待に出席した幹部職員ら１７人を懲戒や戒告などの処分としています。