太陽系最古の岩石発見 北大研究グループなど 探査機「はやぶさ2」が持ち帰った「リュウグウ」サンプルから
2025年 7月17日 17:40 掲載
北海道大学の研究グループなどが小惑星「リュウグウ」で採取されたサンプルから太陽系最古の岩石が見つかったと明らかにしました。
小惑星探査機「はやぶさ2」は2020年、地球からおよそ3億キロ離れた小惑星「リュウグウ」の表面から砂などのサンプルを持ち帰りました。北海道大学の研究グループなどがそのサンプルの分析を行った結果、太陽系最古の岩石が含まれていたと発表しました。
この岩石は太陽系の誕生直後に作られたおよそ45億6730万年前のものと判明し、研究チームは太陽系の天体の誕生解明につながる重要な手がかりになるとしています。
「リュウグウ」を構成する物質について年代の測定に成功したのは世界で初めてです。