参院選北海道選挙区 候補者たちの動き 新人2人の選挙戦 投開票まであと3日
2025年 7月17日 16:00 掲載
参議院議員選挙の投開票日まであと3日。17日は初当選を目指し激戦を繰り広げる新人候補2人の選挙戦をお伝えします。
今月9日、札幌・大通公園。多くの聴衆を集めたのは、参政党の新人、田中義人さんと神谷代表です。
田中義人候補)
「今、地殻変動が起きようとしている。そういう風に感じます。そしてこの北海道。北海道からのろしを上げたい」
去年の衆院選で落選を経験した田中さん。今回は、ある手応えを感じています。
田中義人候補)
「まるで皆さんの反応が違います。人の集まりももちろん違いますし。リアクションも全然違いますし」
選挙戦中盤の14日、およそ1週間ぶりに地元・倶知安町に戻ってきました。
田中義人候補)
「(Q:ここは田中さんのお店?)うちでやってる。羊蹄山見たら帰ってきたと思う」
中学1年生の時に、スキー場の多いこの地に移り住み、モーグルでは世界大会にも出場した実力の持ち主です。
田中義人候補)
「もう膝ケガしてしまって、真剣にはできないんですけど(斜面に)コブを見つけたら滑ったりしてる」
選挙戦では主に外国資本による土地の買収への制限などを訴えています。
田中義人候補)
「6年間何やったかわからないような議員にはなりませんよ。これまでの悔しい思いをもってしっかりと国会で戦ってまいりますから、ぜひ応援よろしくお願いします」
鈴木雅貴候補)
「公認をいただきました。鈴木雅貴と申します。私は!ええ…申し訳ございません」
国民民主党の新人、鈴木雅貴さん。出馬表明後、生まれて初めて街頭でマイクを握ったのは4月のことでした。
自分の思いを伝えられるようにと、カラオケボックスで1人、演説の練習を重ねてきました。そして迎えた公示の日。
鈴木雅貴候補)
「もっともっと政治を変えていかなければいけない。政治を変える夏に。手取りを増やす夏にしましょう」
選挙戦の中では、知名度を少しでも上げようと、玉木代表ら党幹部が応援に入ります。
この日、鈴木さんにとって想定外の出来事が。妻と1歳の息子が演説に駆けつけたのです。訴えの途中で言葉に詰まる場面も。
鈴木雅貴候補)
「実は久しぶりに会ったんです。選挙中いろいろ回っていたので」
初めて政治の道を目指す鈴木さんにとって息子の存在が原動力です。
鈴木雅貴候補)
「自分の息子が20代30代になった時に、この日本でしっかりと働きたい、結婚したいと思ってほしいですし、日本経済が良くなっていく、そんな日本にしていかなきゃいけないなと」
北海道選挙区にはこのほか、自民党の現職・高橋はるみさん、日本保守党の新人・小野寺秀さん、諸派の新人・後藤朋子さん、共産党の新人・宮内史織さん、自民党の現職・岩本剛人さん、諸派の新人・稲原宗能さん、立憲民主党の現職・勝部賢志さん、日本維新の会の新人・オカダ美輪子さん、諸派の新人・高杉保次さん、れいわ新選組の新人・野村パターソン和孝さんが立候補しています。