now onair

NEXT

熱中症に厳重警戒

道内の労災死亡者、上半期で28人 前年同期比6人増 道労働局、緊急要請で対策強化呼びかけ

北海道労働局は16日、令和7年上半期(6月末現在)の道内における労働災害の発生状況(速報値)を発表しました。
労働災害による死亡者数は28人にのぼり、前年同期の22人から6人増加したことになります。
一方で、休業4日以上の死傷者数は3,130人で、前年同期から330人減少しています。

◇死亡災害、建設業と林業で多発

死亡者数28人を業種別に見ると、「建設業」が8人(全体の28.6%)と最も多く、次いで「林業」が5人(17.9%)でした。このほか、「陸運業」と「清掃・と畜業」がそれぞれ3人となっています。

事故の型別では、「墜落、転落」が10人(35.7%)で最多となり、次いで「交通事故(道路)」が7人(25.0%)、「激突され」が5人(17.9%)と続いています。

6月には新たに2人の死亡災害が報告され、1人は清掃・と畜業での「はさまれ、巻き込まれ」、もう1人は陸運業での「交通事故(道路)」でした。

◇休業4日以上の死傷者数は減少、「転倒」が最多

死亡者数が増加した一方、休業4日以上の死傷者数は3,130人と、前年同期比で9.5%の減少となりました。

業種別では、「保健衛生業」が531人(17.0%)で最も多く、次いで「商業」が467人(14.9%)、「製造業」が452人(14.4%)となっています。

事故の型別で見ると、「転倒」が1,174人(37.5%)と突出して多く、次いで「墜落、転落」が444人(14.2%)、「動作の反動、無理な動作」が318人(10.2%)でした。

◇労働局、緊急要請で対策強化を呼びかけ

死亡災害が多発している事態を受け、北海道労働局は既に令和7年1月30日付で関係団体に対し「死亡労働災害撲滅ための緊急要請」を行っています。
同局は、「基本的な安全活動の着実な実施・確認という原点に立ち返り、労使が協力して死亡労働災害撲滅に取り組む必要がある」として、職場内の安全衛生活動の総点検と、安全な作業手順の徹底を強く呼びかけています。

合わせて読みたい

HTB天気予報士
イチオシ!動画ポスト
2025参院選
HTB天気予報士
奇跡の子
テレメンタリー2024 知床沖観光船事故 2年後の影響 全国アンケート調査
NEWS onチャンネル
HTB NEWS LINE公式アカウント
みんなで防災!HTBポータルサイト

その他のニュース

一覧の続きを表示
htb