「北海道に住んでいると思えない」美幌で37℃超の危険な暑さ!熱中症対策、クーリングシェルター活用を
2025年 7月22日 18:25 掲載
荒木俊光カメラマン)
「こちらの温度計ではすでに34℃を示しています。日差しが強く、立っているだけで汗が噴き出してきます」。
22日も道内では猛烈な暑さが続いています。
午後3時までにオホーツクの美幌町で37.3℃、佐呂間町で36.8℃、北見では36.4℃と危険な暑さとなっています。
北見市民)
「もう少し涼しくなってほしい。(子どもには)なるべく水分とらせたりとか定期的に休ませたりとかするように心掛けている」。
気象庁などは網走・北見・紋別地方と十勝地方に熱中症警戒アラートを発表しています。
また暑さの影響で道東の中標津町や標津町の小中学校などであわせて12校が臨時休校となり、札幌市でも17校で下校時間を早めています。
山内康博店主)
「暑いっしょ?」(Q:大将熱くないですか?)「汗かいているよ」。
地元で40年以上愛されている北見市内の中華料理店「康来軒」。今年は厨房でも熱中症対策をしているといいます。
山内康博店主)
「今年は今まで置いたことない扇風機を置いた。それでちょっと風を」。
取材したときの厨房の気温は35℃近く、湿度は50パーセント。高いときは45℃を超えることもあるということです。
山内康博店主)
「この仕事は暑さとの闘いだから。暑い中たくさんのお客さんが食べに来てくれるのはありがたい」。
札幌市も最高気温は33.5℃と22日も厳しい暑さとなっています。
そんな中、この暑さを「無料」でしのげる場所が。
香山芽郁記者)
「こちらの図書館はクーリングシェルターとして開放されています。中に入ってみると冷房が効いていて快適な環境が広がっています」。
中央区の札幌市図書・情報館では危険な暑さを避けるために利用できる「クーリングシェルター」として全フロアを開放しています。札幌市内ではほかの公共施設やスーパーマーケットなどが「クーリングシェルター」に指定されています。
札幌市民)
「北海道に住んでいると思えないぐらいつらいです。(図書館)めっちゃ快適です」。
札幌市民)
「すごいじめじめとした暑さでじりじりくるような暑さなので体力が奪われてきつかったです。外にいると苦しいので避難場所になってすごい助かる」。
23日も危険な暑さは続き、北見の最高気温は37℃。札幌も35℃の予想となっています。
こまめに水分や塩分をとり、適切に冷房を使うなど、熱中症対策を心がけてください。