食品にも暑さの影響が…食卓の味方とも言われるあの食品が過去最高水準の高値に 落ち着く見込みは?
2025年 7月22日 19:09 掲載
食品にも暑さの影響が出てきました。食卓の味方とも言われる豚肉が過去最高水準の高値となっています。
吉本水産精肉担当 今井芳博さん)
「今までない、初めて見るような相場になっていると思います」。
夏バテにも効果がある豚肉。使い勝手の良さと手頃な価格から食卓の味方と言われるこの豚肉に異変が起きています。
東京都中央卸売市場での豚肉の卸売価格です。価格は右肩あがりで、18日には1キロあたり948円に。統計のある2000年以降で最高値を記録しました。
道内の卸売価格もこの2ヶ月で200円ほど上がり、こちらのスーパーでは、100グラムあたり30円値上げしました。
客)
「最近ちょっと高いので、いろんなお店を回ってます」、「量が少ない方を選ぶようになった」
なぜ豚肉の価格が高騰しているのでしょうか。
吉本水産精肉担当 今井芳博さん)
「生まれた豚が育つ時期に暑いと、太りにくいとか」。
生育の遅れのほか、去年の猛暑で繁殖が上手くいかなかったこともあり、出荷できる数が減り値上がりしていると言います。
国産豚肉の高騰で売り場にも変化が出ています。
円安の影響で値上がりしていた外国産の豚肉がいまは比較的安定していて、売れ行きが伸びているそうです。
国産の豚肉の価格が、落ち着く見込みはあるのでしょうか。
吉本水産精肉担当 今井芳博さん)
「今が一番ピークだと思いますが、秋口には多少下がると思うんですけれど、なんとも」。