「尊厳を 傷つけた」と 改めて謝罪 研究者らに掘り起こされたアイヌ遺骨が故郷の小樽で埋葬
2025年 7月25日 17:47 掲載
かつて東京大学などが掘り起こし、白老町のウポポイで保管されていたアイヌ民族の遺骨が、故郷の小樽に返還され埋葬されました。
小樽市中央墓地に埋葬されたのは、1878年以降に市内で掘り起こされたアイヌ民族の遺骨20体です。
東京大学や北海道大学などの研究者が墓地から掘り起こすなどしたもので、6年前から「民族共生象徴空間・ウポポイ」の慰霊施設で保管されていました。
小樽での受け入れ体制が整ったことから、先週、地元のアイヌ協会「インカルシペの会」に返還されました。
25日の埋葬には大学の担当者も参加し、「アイヌ民族の尊厳を傷つけた」と改めて謝罪しました。
インカルシペの会・安ケ平拓也副代表「大きな一歩だと思っています。東京大学、北海道大学の人も埋葬を手伝ってくれました。その光景を見て、本当にうれしく思っています」。