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「水を飲んだら脱水症状に?」熱中症対策の盲点とは・・・売り場で迷う“進化する水筒”最新情報も

今週、道内各地で危険な暑さが続いています。そこで今回の特オシ!のテーマは「熱中症対策に不可欠!効果的な”水分補給”とは?」です。
「熱中症対策」といえば「こまめな水分補給」とよく言われますが、一度にまとまった量を飲むのではだめなのでしょうか?しっかり理由があるのです。

《なぜ「こまめに」飲まなきゃいけないの?》
■とよひら公園内科クリニック藤本晶子院長
「いっぺんに飲んじゃうと、やっぱり一気に排泄、汗なりおしっこなりで出てしまう。結局からだのためにならない、たまらないっていうんですかね。だからやっぱり『こまめに』とることが大事です。厚労省から言われているのはコップ1杯200ccを1日6回1.2リットルというのが推奨されている量です」「のどがかわいている時点で、既に体の水分量は減っているんですよ。『脱水傾向』ということですね。起きている時間を6等分するなりして、2時間おきぐらいになるんですかね、それでタイマーを鳴らして『あ、飲まなきゃ』という感じで良いと思います」

《「水分補給」は水だけ飲むのではだめなの?》
続いて「水分補給」の「水分」についてですが、まず熱中症対策には何を飲めばいいのでしょうか? 水だけではだめですよという理由は下記のとおり。
1)汗をかくと水分と塩分が体の外に出る。
2)水だけ飲んでも、排出された塩分は補給できない。
3)その状態で水だけたくさん飲むと血中の塩分濃度が下がる
4)体が塩分濃度をキープしようとして、水分を尿として排出してしまう
5)その結果、水を飲んでいるのにも関わらず脱水症状に!
(※環境省熱中症環境保健マニュアルより)
日常的な水分補給であれば水だけでも問題ありませんが、この夏の厳しい暑さに対処するには水だけでは不十分になってきます。

《熱中症対策に有効な飲み物、効果がない飲み物は?》
・スポーツドリンクは塩分が0.1~0.2g/100mlほど含まれています。ただし糖分が多いので摂取量には注意
・「麦茶」はミネラルが豊富です。一緒に塩あめなどをとればOK
・冷たい味噌汁や梅昆布茶なども有効です。水だけではなく、こういったものを合間に摂りながら塩分も確保してください

逆に熱中症対策にならないものは…
・アルコール飲料や、アイスコーヒー、緑茶などカフェイン入りの飲料などは、利尿作用によって飲んだ以上の水分が失われことがあります。暑い時のキンキンに冷えた生ビールは「心のうるおい」にはなっても、熱中症対策の「水分補給」にはなりません。

《飲み物の「温度」も大事!》
■とよひら公園内科クリニック藤本晶子院長
「熱中症対策としては5℃とか10℃とか冷蔵庫から出したくらいの温度ですね。それを飲むのが妥当だと言われています。(体温と飲み物との)温度差で吸収されやすいということはあるみたいです。冷たいものをとると、吸収される、染みわたる感じはどなたも経験があると思います」「ただし、あまりにも冷たいものを摂ると、おなかを壊しやすかったりするので、水下痢になっちゃったという人も病院に来ます。冷やしすぎたものを一気に飲むのもよくないと思います」
・常温や温かい飲み物は胃腸にはやさしいが吸収が遅いので、寝る前などに利用

《熱中症対策の強い味方 進化する「水筒」最新情報》
札幌市北区のヨドバシカメラマルチメディア札幌では、3階フロアに200個以上が並ぶ水筒コーナーを設けています。いま水筒は驚くほど進化し、その機能は多岐にわたっています。例えばこちらは、冷たさを長時間キープできるのが特徴の「真空断熱」構造のものです。運ぶのに便利なハンドルがついたものは、レジャーやスポーツで重宝されます。そんな中で炭酸やスポーツドリンクなどにも対応している水筒が売れ筋だということです。
■依田英将アナウンサー
「スポーツドリンクOK、という表示ですが、普通の水筒にはスポーツドリンクは入れない方がいいってことですか?」
■ヨドバシカメラマルチメディア札幌 白取拓夢さん
「基本的にはスポーツドリンクに対応していないものは使ってはいけません。スポーツドリンクには基本的に塩分が含まれておりまして、中の部分が錆びてしまう、さらにその錆びが溶けて飲み物に入ってしまいます。それを体の中に摂取してしまうと体調不良を起こすケースがある」

水筒は「手入れしやすさ」も気になります。これまでは水漏れを防ぐための「パッキン」を、はずして洗うタイプが主流でしたが、これを面倒に感じる人も。最近はフタとパッキンが「一体型」の水筒が増えていて、つけ忘れの心配もないため重宝されるそうです。また全てのパーツを食洗機で丸洗いできるタイプも増えています。

白取さんによりますと、自分が持っている水筒の機能を知らない人が意外と多いということです。破損や、思わぬ健康被害につながることもあるので、箱のラベルや商品のホームページで「スポーツドリンク」「食洗機」「炭酸」「保温」(保冷はできても熱いものには対応していないタイプもある)などに対応しているか、確認してみてください。

危険な暑さの続く中、小中学校などでは夏休みに入ります。くれぐれも熱中症から身を守ってお過ごしください。以上、特オシでした!

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