藤井七冠、王位戦第3局は千歳 対局前に「働くクルマ」見学 勝負めしはフレンチ?スイーツはマンゴーパフェ?
2025年 7月28日 17:59 掲載
藤井聡太七冠と永瀬拓矢九段による将棋の王位戦第3局が、29日から千歳市で始まります。対局を前に2人は新千歳空港を支える「働くクルマ」を見学しました。
香山芽郁記者)
「いま藤井聡太王位と永瀬拓矢九段が姿を現しました」
新千歳空港を訪れた将棋の藤井聡太七冠。29日の対局を前に対戦相手の永瀬拓矢九段とともに見学したのは、滑走路を除雪する大型車両や消防車両です。消防車両の運転席に乗り込んだ藤井七冠は消防隊員の説明を熱心に聞いていました。
藤井聡太七冠)
「誘導路のこんなに近くで飛行機を間近で見ることもおそらく初めてでしたので、その点も含めてすごく迫力のある良い経験ができたと思っています」
永瀬拓矢九段)
「消防車自体も(乗るのは)人生であるかどうかだと思うので、貴重な消防車に乗れていい経験ができたかなと思います」
2人が29日から臨むのは将棋の8大タイトル戦の1つ王位戦の第3局。王位戦は7番勝負で、先に4勝した方が勝利します。2連勝中の藤井七冠は今回の第3局に勝利すると6連覇に王手がかかる重要な対局です。
今回、戦いの舞台に選ばれたのは新千歳空港の国際線ターミナルに隣接するホテル「ポルトムインターナショナル北海道」。対局の舞台となるのは、日本の伝統建築様式「数寄屋造り」の和室広間が設けられたスイートルームです。
ポルトムインターナショナル北海道 橋本卓哉宿泊支配人)
「8大タイトルである王位戦が初めて千歳の開催ということで伺っておりますが、その開催が当ホテルで行われるということで、率直な話、非常に光栄に思っております」
藤井七冠の対局でいつも話題になるのが「勝負めし」。昼食の候補にはこのホテルで提供されている7品が選ばれました。
その一つがこのホテルに入るフレンチレストラン「タテルヨシノ」のコース料理。前菜は道産のホタテとサーモンに千歳の隣町・安平町でとれた夏野菜を添えた一品です。
香山芽郁記者)
「サーモンがとても濃厚なうまみがありますね、上にのっている夏野菜のトマトやキュウリがさっぱりしているので、濃厚なサーモンのうまみとさっぱりした野菜の相性がいいです」
そして、「勝負めし」とともに注目されるのが「勝負おやつ」です。その候補に上がっているのが「タテルヨシノ」のマンゴーパフェ。道東の弟子屈町でとれたマンゴーにチョコレートアイスが乗った人気の一品です。
香山芽郁記者)
「おいしいです。対局中とても頭を使うと思うので、甘いスイーツはとっても最高なんじゃないでしょうか」
藤井七冠がタイトル防衛に王手をかけるのか。はたまた永瀬九段が巻き返しをはかるのか。
注目の対局は29日から2日間行われます。