now onair

NEXT

【独自証言】羊蹄山麓の無許可森林伐採と未申請開発問題 元関係者語る“不法就労”と“中国チーム”の影

羊蹄山の麓にある倶知安町巽地区。道の許可がないままおよそ3.9ヘクタールの森林が伐採されたほか、都市計画法による許可申請がないまま開発が行われ、道は事業者に対し工事の停止を勧告しています。

この大規模開発には札幌の会社、2社が関係していました。開発を担当した札幌の不動産会社J社、そして建物の建設を担当した札幌の建設会社T社です。

そのT社の元関係者が、初めてカメラの前で大規模開発の実態を証言しました。

建設会社の元関係者)
「数年前からエリア一帯を買収というか地上げをどんどん進めていたという話である程度まとまってきたので」。
「そこにリゾートというか別荘街を作ってそこに超富裕層が仲間内で持ってもらうみたいな別荘という計画があると8年ぐらいかけて10数棟、家建てていきたいみたいな計画」。

これはHTBが入手した建設現場の事務所で2月に撮影された画像。ホワイトボードに書かれた現場の図面には、工事車両の位置やスケジュールなどが書き込まれているほか、「中国」という文字がいくつも確認できます。

実際にこの開発には多くの中国人が関わっていました。

建設会社の元関係者)
「関東の方から在日の中国人の方たちをチームで呼んだりとか、あとは中国本土から外壁チームを呼んだりとか2週間スパンで入れ替わるような形でどんどん入れ代わり立ち代わり内装が建材とかが全ての中国からコンテナで運んできてたので」。
「現場はおそらく60人から70人ぐらいは常時動いてたと思います」。

また2月には工事を行っていた中国人に対する不法就労の疑いで建設現場に警察が踏み込んできたといいます。

建設会社の元関係者)
「警察が現場の方に来て倶知安の方の警察、6、7台で現場にきて」。
「(中国人は)建物の奥の方から普通に走って山を下ってちりぢりに蜘蛛の子散らしたようにいなくなってしまった」。

こうしたことで工事が遅れていったと話すT社の元関係者。その責任を理不尽に押し付けられこのプロジェクトを外されたと話します。

建設会社の元関係者)
「もう会社としても毎日のように会議をしながら進んでて進捗はみんな把握しながらいっていたのに」。
「工期遅れたのも全部僕っていう話をされたからそれはちょっと違うんじゃないかなという話だと思っている」。

現在、道から工事停止の勧告を受けているT社とJ社。道によりますと2社は、申請していなかった開発許可の手続きなどを進め工事を再開したい意向を示しているということです。

合わせて読みたい

HokkaidoNEWS24
イチオシ!動画ポスト
2025参院選
HTB天気予報士
奇跡の子
テレメンタリー2024 知床沖観光船事故 2年後の影響 全国アンケート調査
NEWS onチャンネル
HTB NEWS LINE公式アカウント
みんなで防災!HTBポータルサイト

その他のニュース

一覧の続きを表示
htb