ウポポイ5周年で記念式典「アイヌ文化への理解を深める役割果たせた」 入場者数目標100万人に及ばず
2025年 8月 2日 18:26 掲載
開業5周年を迎えた胆振の白老町のアイヌ文化発信拠点「ウポポイ」。記念式典が行われました。
式典で披露されたのはアイヌ民族の伝統舞踊「イノミ」です。
「イノミ」は数多くの歌や踊りで神・カムイをもてなす祭りのことです。
2020年7月にオープンしたウポポイ。

記念式典にはアイヌ政策を担当する伊東良孝大臣なども出席しました。
あいさつでアイヌ民族文化財団の常本照樹理事長は「アイヌ文化への理解を深めていく役割を果たすことができた」と話しました。

ただ、ウポポイの来場者数は2022年度のおよそ37万人をピークに減少し、昨年度はおよそ31万7000人で政府が目標とする年間100万人からはほど遠いのが現状です。