JR北海道、新観光列車「赤い星」「青い星」2027年運行開始へ 木材と畳の豪華空間で美しき北海道を巡る旅
2025年 8月 4日 18:56 掲載
畳敷きの車両もお目見えです。
JR北海道は新たな2つの豪華観光列車の運行を、当初の計画より約1年遅れて、2027年に開始すると発表しました。
JR北海道鉄道事業本部・川戸俊美副本部長)
「道内各地のみどころ、地域の魅力を発信するような形でぜひ取り組ませていただきたい」。
新たな豪華観光列車、「赤い星」は流氷の観光シーズンにあわせて2027年2月から札幌と網走の間で運行を始め、2027年4月からは釧路と知床斜里間で運行する予定です。料金は未定で、今後検討を進めていくということです。
また「青い星」は旭川と美瑛・富良野を結ぶ富良野線で2027年6月に運行を始めます。2つの列車ともに2026年春ごろの運行開始を目指していましたが、車両の改造が遅れたということです。
デザインはJR九州の「ななつ星」など、数々の観光列車を手がけたデザイナーの水戸岡鋭治さんが担当しています。
JR北海道鉄道事業本部・川戸俊美副本部長)
「緑色にみえているところは実は畳になっております。ですので、靴を脱いで畳に上がっていただきまして、それぞれのお席に移動していただく形になります」。
「赤い星」の車内には個室席が設置され、車内の壁や天井には木材がふんだんに使われます。また、2号車に設置されるラウンジでは食事を楽しむことができるということです。
「青い星」は富良野線沿線のラベンダーをイメージしていて、大きな窓から景色を見ることができる展望室が各車両に設置されます。
JR北海道によりますと、当初発表していたおよそ18億円の改造費は、設備の追加などによりさらに増える見込みだということです。