国の有識者「8年以上遅れ」北海道新幹線札幌延伸、期成会が工期短縮など要望継続へ
2025年 8月 4日 18:56 掲載
北海道新幹線の札幌延伸の早期実現を目指す札幌圏の自治体などによる期成会の総会が開かれ、「1日も早い札幌開業」を国などに求める方針を決めました。
北海道 鈴木直道知事)
「関係者が一丸となって我々の切実な声を国に届けてねばり強く活動していくことが重要であります」。
北海道新幹線の札幌への延伸の時期をめぐっては2030年度末を目指していました。しかし、トンネル掘削中に大きな岩が出るなどの難工事が続き、国の有識者会議は8年以上遅れ、2038年度以降となる見方を示しています。
総会では、「1日も早い札幌開業」を求め、国などに工期短縮などの要望を続けていく方針が決まりました。また、工事主体の鉄道・運輸機構は掘削中のトンネルの貫通に目途が立ち次第改めて開業時期を定めるとしています。