江差看護「パワハラ自殺」訴訟 母親が意見陳述「生徒は奴隷」言葉詰まらせ…息子が語った学校の話述べる
2025年 8月 5日 18:40 掲載
道立江差高等看護学院に通う男子学生が自殺し、その原因は教師によるパワハラだとして母親が道に損害賠償を求めている裁判。5日、法廷で母親が意見陳述を行いました。
2019年に道立江差高等看護学院の男子学生が自殺した問題では、遺族が自殺は教師からのパワハラが原因だとして道に損害賠償を求める訴えを起こしています。
5日の裁判で、男子学生の母親は意見陳述をし、言葉を詰まらせながら息子から聞いた学校の話を述べました。
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「息子は『先生達は生徒を奴隷のように思っている。』、『先生から「毎年10人落とせる権限を持っているんだ。落とされたくなかったら私たちに従え」みたいなことを言われた。』という話をしていました」
道が設置した第三者委員会は4件のパワハラを認定しましたが、道は「客観的ではない」として全て否定する主張を続けています。次回の裁判は10月24日に行われます。