札幌・円山動物園に台湾からオスとメスのマレーグマ2頭が仲間入り 死亡事故後、新たに受け入れ
2025年 8月 6日 11:53 掲載
「ウメキチ」の転出でおととしからマレーグマが不在となっていた札幌市の円山動物園が今年度中に台湾の動物園からマレーグマ2頭を受け入れると発表しました。
札幌市の円山動物園が新たに受け入れるマレーグマは、台湾の台北市立動物園で飼育されているオスの「熊覇(ション・バー)」17歳とメスの「小熊妹(シャオ・ション・メイ)」17歳です。
円山動物園はこれまでマレーグマが複数頭飼育されていましたが、2015年に同居訓練中の「ウッチー」がほかの個体に襲われて死に、動物園の飼育方法が問われる事態となりました。
札幌市円山動物園 飼育展示・診療担当 石橋佑規課長 「安全性・動物福祉の観点から適切に進められるか、できるかどうか、ペアリングするにあたっては安全性に最大限配慮して進めていきたい」
2頭は今年度中に円山動物園にやってくる予定です。マレーグマは絶滅危惧種に指定されていて、海外から新しい血統のマレーグマを迎え入れることで国内での繁殖にも期待が持たれています。