コーヒー好きの札幌市民に朗報 世界初の量産「水素焙煎珈琲」細かい火力調整でうまみ引き出す CO2削減も
2025年 8月 6日 18:19 掲載
おいしいうえに環境にも優しいというコーヒーのイベントが札幌市内で行われています。気になるその味わいと環境にやさしいワケとは?
札幌の百貨店で行われている「水素焙煎コーヒー」の体験イベント。コーヒーなどの販売・製造を行うUCCが世界で初めて量産に成功した「水素焙煎コーヒー」を試飲することができます。
生の豆を煎り苦みや酸味を引き出す「焙煎」。いままで燃料に使われていた天然ガスを水素に置き換えることでCO2の排出ゼロを実現。1日2杯のコーヒーを1年間、水素焙煎のものに切り替えるとなんと、植樹1本分のCO2排出削減効果が。
また、水素はより細かい火力調整ができ豆の種類にあったうまみを引き出せるということです。
廣瀬美羽記者:「すごいすっきりしていて雑味が全然ないっていう印象ですね。わたし深煎りの方選んだんですけど苦みがなくて飲みやすくなっています」
水素エネルギーを活用した街づくりを進める札幌市。
実は、コーヒーにもゆかりがあります。
札幌市・加藤修副市長:「札幌って自家焙煎コーヒーの店が1番多いしコーヒー消費も1番なんですね/わかりやすく身近なコーヒーを使いながら水素について学んでいただけるのはいい機会だと思います」
総務省の家計調査によりますと札幌市は2020年に2人以上の世帯におけるコーヒーの年間支出額が全国1位になりました。
客:「毎朝飲んでいますけど、ふつうのより癖があるとかそういうのもないですしこれで環境に良いんだったらいいですね」
期間中は1杯300円で試飲できるほか、水素焙煎したコーヒー豆やドリップパックを買うこともできます。
サッポウエシマコーヒー・加藤勝彦社長:「北海道に住んでいる皆様方がこの水素焙煎コーヒーを飲んでいただくことで/ひとつの取り組みができているんだよと参画意識を持っていただけたらという思いがあります」
おいしく、環境にも優しい水素焙煎コーヒー。
イベントは札幌三越で来週11日までで、10日と11日には親子向けのワークショップも開催されます。