【独自】ノースサファリサッポロの敷地内で存続求める署名活動 園側は「個人の方がやっているもの」
2025年 8月 8日 17:50 掲載
無許可建築が発覚し、9月末までの閉園を発表している札幌市南区の民間動物園ノースサファリサッポロ。その敷地内で、存続を求める署名活動が行われていたことが分かりました。
これは今月1日に撮影された映像。ノースサファリサッポロの入り口のすぐそばに、テントが立っています。園を訪れる客に向けたものなのでしょうか、テントの中ではノースサファリサッポロの存続を求める署名活動が行われていました。
ノースサファリサッポロは、20年前から市街化調整区域に市の許可なく飼育施設などを建築し、市から度重なる行政指導を受けながら営業を続けてきました。この問題の発覚を受け、園は今年3月に、9月末までに閉園することを発表しています。
そんな中、入り口前の園の敷地内で行われている存続の署名活動。存続の気運を高めようとしているのでしょうか。HTBの取材に対し、ノースサファリサッポロは。
■ノースサファリサッポロ
「自分たちではなく、個人の方がやっているものなので答えられない」
署名活動とは関係がないとするノースサファリ側。「ノースサファリサッポロの存続を願う会」の代表を名乗る男性に、札幌近郊の自宅前で話を聞きました。
■代表の男性
「あまりにもノースサファリサッポロが一方的に悪い報道ばかりがされていたので、署名活動を始めた。ガンだと診断されて、もう署名活動はやめた」
先月下旬ごろから、札幌市に提出するための署名活動を始めたという男性ですが、すでに活動を中止したということです。
閉園の期限まで2カ月弱。札幌市によりますと、動物の移動は順調に進んでいるものの、ライオンやトラなどの特定動物を閉園までに全て移動させるのは難しい見込みだということです。