「作ったらクマのエサ」ヒグマに畑のカボチャ食べられる被害 警察が警戒呼びかけ 北海道・上ノ国町
2025年 8月11日 17:45 掲載
ヒグマ注意報が出ている道南の上ノ国町で、カボチャが食べられる被害が見つかり、警察などが警戒を行っています。
加藤諒也記者)
「被害にあった畑では中身がくり抜かれて食べられてしまったカボチャが落ちています」。
10日午後2時ごろ、上ノ国町小森で、畑を管理している農家の男性がカボチャ3個が食べられていたのを見つけました。警察によりますと、被害にあった畑では市場などに出回る野菜を中心に育てていたということです。また、畑のかぼちゃにはおよそ20センチのクマとみられる爪の跡が残っていました。
被害にあった農家)
「初めてなんですよ。10年ぐらいカボチャ作ってますけど。農業やっていけないんじゃないかなって来年から。作ったらクマのエサですからね」。
先月から、上ノ国町では生ゴミが荒らされるなどの被害が相次いで確認されていて、町全域にヒグマ注意報が出ています。警察はパトロールを行うなど警戒を行っています。