北海道知内町の旅館で集団食中毒 宿泊した中学校の生徒と教員合わせて15人に下痢などの症状 現在回復傾向
2025年 8月11日 19:21 掲載

渡島保健所は11日、北海道知内町の旅館で食中毒が発生したと発表しました。
宿泊した中学校の生徒と教員合わせて15人が下痢などの症状を訴え、現在は回復に向かっているいうことです。
3日午前9時半頃、帯広保健所管内の中学校から複数の生徒と教員に下痢や発熱、腹痛などの症状がでていると帯広保健所に連絡が入りました。
渡島保健所によりますと、中学校の生徒と教員15人が下痢や発熱、腹痛などの症状を訴え、うち2人が医療機関を受診、現在は回復傾向にあるということです。
この中学校は7月29日から8月2日にかけて知内町の「知内温泉旅館」にスポーツ大会の遠征で宿泊していて、7月30日の午前8時半頃には症状を訴える人がいたということです。
渡島保健所は症状のある7人と施設で調理を担当していた2人の便からカンピロバクター属菌が検出されたことから、集団食中毒と断定しました。
渡島保健所は、この施設に対し1日間の営業停止を命じ、施設の清掃・消毒を指示しました。当該施設は8月8日から営業を自粛しています。