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札幌市西区におびただしい数の羽アリ発生 大発生の理由と今後の影響は? 温暖化で増加も 専門家が解説

続いて驚きの映像です。
札幌市西区で羽アリが大量に発生し、住民を困らせています。
大発生の原因は何なのでしょうか。

11日深夜、札幌市西区西野の住宅街。歩道上に黒い砂のようなものが溜まっています。よ~く見てみると1つ1つが動いています。
これ、実は羽アリなんです。

こちらは11日よるに視聴者が撮影した映像。
ライトの周りを飛んでいるのはおびただしい数の羽アリです。

一夜明け、同じ場所に行ってみると・・・

香山芽郁記者)
「あ、いました。クモの巣に大量に羽アリが絡みついています」

クモの巣につかまってしまった無数の羽アリたち。突然の大発生に住民も困惑の表情を浮かべています。

住民)
「夜に窓を開けていたんですけど、見たら網戸にくっついていたということはありました。気持ち悪いですね、黒いのがばっとなると気持ち悪いので」

関東から帰省)
「びっくりしますよね、大量に出てきているので」

専門家によりますと、今回大発生しているのは羽を持った「クロアリ」で、繁殖のために大量発生するのは8月によく見られる行動だということです。

兵庫県立大学 橋本佳明客員教授)
「地域全体にいる同種のアリ同士がタイミングを合わせて一斉に飛び出るということをするので、前日雨が降って湿度が十分高くなっている、温度が上がっている、無風状態の環境条件がそろうと、一斉に地域から広くオスとメスが飛び出すので、大量の羽アリがこの時期に見られる」

「クロアリ」の大発生。
住民の暮らしに影響はあるのでしょうか。

兵庫県立大学 橋本佳明客員教授)
「(クロ)アリの方は不快であるということ以外はおうちの中に入ったりとか、機械の中に入ったりとかはあるかもしれませんけど、シロアリの羽アリほどセンシティブになる必要はないと思います」

家の土台を食い荒らすシロアリに比べて影響が少ないクロアリ。
しかし専門家は今後、温暖化が進めば大量発生する機会が増えると話します。

兵庫県立大学 橋本佳明客員教授)
「春が早くなると、羽アリを作る期間が長くなるので、そうなれば、当然のことながら作られる羽アリの量は増えてくるので日本も気候がこれだけ変わってきてると、昆虫もアリも生活が変わってくるので、羽アリが増える可能性は多いにあると思います」

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