元アメリカ兵保管の日章旗・地元の遺族会に返還 当麻町・戦没者追悼式
2025年 8月13日 18:11 掲載
まもなく終戦から80年めの日を迎えます。道北の当麻町ではきょう、戦没者追悼式が行われ、元アメリカ兵が保管していた日章旗が地元の戦没者遺族会に返還されました。
追悼式でアメリカのNPO団体「OBONソサエティ」を通じ遺族会に返還されたのは、元アメリカ兵のハワード・エリオットさんが太平洋戦争で持ち帰った日章旗です。旧日本兵がお守りとした日章旗は元アメリカ兵にとっては戦利品でした。日章旗に書かれた署名から当麻町出身の旧日本兵と分かりました。
■当麻町・村椿哲朗町長:
「本当にこの当麻の地に戻ることを願い、戦地で亡くなっていった方たちの思いを、私たちはこれからも平和な世界を築いていけるように、まちづくりも頑張っていきたい。」
この日章旗の持ち主は特定できていないため、今後は町の郷土資料館に展示し、継承していくということです。