農家は「価格は満足 おととしが安すぎた」 今秋の新米の概算金をホクレンが1.7倍以上の大幅引き上げ
2025年 8月13日 18:05 掲載
農協がコメを集荷する時に農家に支払う、前払い金にあたる「概算金」について、ホクレンは去年に比べ1.7倍以上の大幅な引き上げを決めたことがわかりました。
コメを収穫する際に農協から農家に前払いとして支払われる「概算金」について、ホクレンがこの秋の金額を決定しました。
関係者によりますと、玄米60kg当たり「ななつぼし」は2万9千円、「ゆめぴりか」は3万円で、いずれも去年の1.7倍以上の金額となりました。ホクレンは概算金の大幅な引き上げについて、肥料の高騰など生産コストの増加や、猛暑や干ばつで国内の一部で収穫量の減少が懸念され、一定量を確保するためとしています。概算金の引き上げについて上川の東神楽町のコメ農家は。
■コメ農家・東神楽町久保宣夫さん:
「価格は満足しすぎです。おととしの単価があまりに安すぎた。
後継者がみんなやめていくのが現状。農家の後継者が機械の更新もできるし安心してやれるのかな」