駐輪場不足の札幌・すすきの 歩道やタクシー乗り場にはたくさんの放置自転車が… 短時間でも撤去対象に
2025年 8月14日 18:14 掲載
札幌市が設定している自転車の放置禁止区域。短時間でも放置すると撤去対象となりますが、すすきの中心部にもこの区域が拡大されることがわかりました。
高橋純暉記者:「ココノススキノ近くです。まだ夕方の時間帯ですが、ご覧のように歩道にはたくさんの自転車が停められています。この影響で、歩道が3分の1ほど狭くなっています。」
札幌の繁華街すすきの。歩道の一部には駐輪場があるものの、停められる台数は少なく、歩道のあちらこちらに自転車が放置されています。こちらのタクシー乗り場は自転車に塞がれてしまい、乗車しにくくなってしまっています。
札幌市によりますとすすきの地区では飲食店の従業員などの自転車がおよそ1000台、歩道に停められているということです。
歩行者:「ちょっと邪魔ですね。」「人混みが多くなると混雑するので迷惑ですね。」
札幌市は、JR札幌駅周辺から大通地区を放置禁止区域に定めています。この区域に放置された自転車は撤去され、返却してもらうには3000円を市に支払う必要があります。すすきの地区の放置自転車が歩行者の通行に影響を及ぼしていることから、市は区域をすすきの中心部にも拡大し、対策に乗り出す方針を固めました。
来年4月から札幌駅前通の南4条から南6条までの区間が、新たに放置禁止区域に指定されます。この方針に自転車の利用者は…
自転車利用者:「すごい不便ですよね。買い物もできなくなるしココノにも来れなくなる。」「(すすきのには)市電とか地下鉄で行くしかないかなって困ります。」
市は放置禁止区域拡大に合わせて、すすきの地区に350台ほどが停められる無料の駐輪場を新たに設ける方針です。市は将来的に「放置禁止区域」を東側は西1丁目まで、西側は西6丁目まで広げる計画で、無料駐輪場も増やしていきたいとしています。