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知床・羅臼岳 不明男性の捜索現場でクマ3頭駆除 男性襲ったクマか

■永山友菜記者:
「午前5時です。山岳救助隊に続き、いまハンターも現場に到着しました。これから山の中へ捜索へと入ります。」知床のクマに襲われた男性の捜索。
14日午前11時ごろ斜里町の羅臼岳で友人と登山をしていた20代の男性。下山していたところ、クマに襲われました。男性は太ももから出血し登山道から林の中に引きずりこまれました。

■頂上付近からヘリで救助された登山者:
「こっち(知床)のクマは大きいけどおとなしいから人を襲うことはないと安心していた。」
「登山者も自然が好きなので、ショックなできごとだなと思ってます。」

15日午前5時半から再開した警察やハンターなど18人態勢の捜索。およそ4時間後の午前9時40分ごろ、男性が襲われた付近で男性名義のクレジットカードが入った財布や催涙スプレーが発見されました。さらにその後、男性のものとみられる破れたシャツとズボン、靴も見つかりました。シャツには血の痕も残っていて、近くには、引きずられたような血の跡もあったということです。

■永山友菜記者:
「羅臼岳の登山口です。正午になり、山岳救助隊やハンターらが山から降りてきました。」

午後1時すぎには、現場付近で親グマ1頭と子グマ2頭を発見。ハンターが発砲し、この3頭は駆除されたということです。知床が世界自然遺産に登録された2005年以降、登山客がヒグマに襲われたのは今回が初めて。被害はどうして起きてしまったのでしょうか。

■北海道大学獣医学研究院・下鶴倫人准教授:
「クマは自分の経験を通じて次にどういう行動を取るべきかを学習していきますので、人を実際に襲う前に、どのような経験をしてきたのかが、こういった危険な行動をとるようになったかの背景にあると思う。」

お盆休みでかき入れ時の知床観光に影響が出ています。観光名所のひとつ「知床五湖」。遊歩道には、誰もいません…。救助活動のヘリポートに使われる知床五湖の駐車場にも、車はありません。クマによる人身被害を受けて、羅臼岳の登山道がすべて閉鎖されたほか、知床五湖やカムイワッカ湯の滝などの観光地周辺も当面の間、立ち入りが禁止されました。

■地元の漁師ON「(人間に)慣れすぎている。事故のことでお客さんがまた減ってしまう可能性がある。」

斜里町は「営業的な影響はかなりあるが、救助態勢の確保を優先するため、観光業者に協力してもらっている。」としています。

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