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発見された遺体はクマに襲われた男性か 知床・羅臼岳 クマ3頭駆除も観光名所周辺は16日も閉鎖

■永山友菜記者:
「午前5時です。山岳救助隊に続き、いまハンターも現場に到着しました。これから山の中へ捜索へと入ります。」

斜里町の羅臼岳でクマに襲われた男性の捜索。警察によりますと、午後1時半ごろ男性がクマに襲われた現場付近で遺体が見つかりました。行方不明となっている20代の男性とみて身元の確認を進めています。

14日午前11時ごろ、男性の友人が200メートルほど後ろで下山していたところ、友人の名前を呼ぶ男性の大声が聞こえたといいます。近づいてみると、男性がクマに襲われていて、太ももから出血し登山道から林の中に引きずりこまれたということです。

■頂上付近からヘリで救助された登山者:
「こっち(知床)のクマは大きいけど人を襲うことはないと安心していた」
「登山者も自然が好きなので、ショックなできごとだなと思ってます」

14日午前5時半から再開した警察やハンターなど18人態勢の捜索。男性が襲われた付近では、男性名義のクレジットカードが入った財布や催涙スプレーが発見されました。さらにその後、男性のものとみられる破れたシャツとズボン、靴も見つかりました。シャツには血の痕も残っていて、近くには、引きずられたような血の跡もあったということです。

■銃声:「パン」

午後1時すぎには、現場付近で親グマ1頭と子グマ2頭を発見。ハンターが発砲し、この3頭は駆除されました。
今後、このクマが男性を襲ったクマかどうか調査が行われます。

こちらは今月10日、羅臼岳の登山道のすぐ近くで撮影された親子グマです。撮影者によりますと、クマはこのあと登山道を登った後、人間を見て藪の方に進路を変更したということです。「人間を怖がっていないように見えた。」といいます。

知床が世界自然遺産に登録された2005年以降、登山客がヒグマに襲われたのは今回が初めて。被害はどうして起きてしまったのでしょうか。

■北海道大学獣医学研究院・下鶴倫人准教授
「熊は自分の経験を通じて次にどういう行動を取るべきかを学習していきますので。人を実際に襲う前に、どのような経験をしてきたのかが、こういった危険な行動をとるようになった背景にあると思う。」

お盆休みでかき入れ時の知床観光に、影響が出ています。
観光名所のひとつ「知床五湖」。遊歩道には、誰もいません…。救助活動のヘリポートに使われる知床五湖の駐車場にも、車はありません。クマによる人身被害を受けて、羅臼岳の登山道がすべて閉鎖されたほか、知床五湖やカムイワッカ湯の滝などの観光地周辺も当面の間、立ち入りが禁止されました。

■地元の漁師:
「(人間に)慣れすぎている。事故のことでお客さんがまた減ってしまう可能性がある。」

遺体が発見されましたが、知床五湖やカムイワッカ湯の滝などの観光地周辺は、16日も終日閉鎖が決まりました。

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