斜里町の羅臼岳で男性がクマに襲われ死亡した事故で、閉鎖されていた観光名所「知床五湖」が１８日朝から全面的に再開しました。

知床五湖を管理する環境省などは、１８日午前８時から森の中を歩いて５つの湖を巡る遊歩道を再開させ、観光客らがレクチャーを受けてから散策を楽しみました。知床五湖は、羅臼岳で男性がクマに襲われた事故を受け１４日から閉鎖していましたが、１７日に一部で利用を再開していました。

利用者（神戸から）：「びっくりした、そういうことはなかった。旅行の予定は前からあったので、はいれることはうれしいが、十分安全に注意したい。」

羅臼岳では１５日、親子のクマ３頭が駆除され、道総研がＤＮＡを分析して、男性を襲った個体か調べています。環境省は、安全が確認されるまで羅臼岳への立ち入りを禁止しています。