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まもなく新米の季節 今年の店頭価格は? 米穀店「3割アップくらいになる」道産米は来週後半に入荷予定

まもなく新米の季節を迎えます。コメの価格高騰が続く中、今年のコメ価格はどうなるのでしょうか。

たわわに実った稲穂。旭川市の田んぼでは今月末にもコメの収穫が始まる予定だといいます。

旭川のコメ農家 山川竜生さん:「好天が続いていて、生育状況は10日前後早い感じ、収穫収量は今年は豊作状況。」

本格的な収穫期を前に、ホクレンは先週、コメを収穫する際に農協から農家に前払いとして支払われる「概算金」について、玄米60キロ当たり「ゆめぴりか」は3万円、「ななつぼし」は2万9千円など去年に比べ1.7倍以上引き上げたことがわかりました。

旭川のコメ農家 山川竜生さん:「生産経費からすると、いまの価格が(概算金が)適正だと思います。」

概算金の引き上げは市場価格にどう影響するのでしょうか。専門家は、

酪農学園大学 相原晴伴教授:「小売価格、相場全体として上がっても、そんなに高くならないのではと考えられます。あまりにも高くなってしまうと、消費者のコメ離れをもたらしてしまう。」

概算金の引き上げは一定の流通量を確保する目的もあり、小売価格に大幅な値上がりはないと専門家は見込んでいます。

水野英樹ディレクター:「コメがずらっと並んでいますが、こちらには新米が入荷しています。」

札幌市内の米穀店には早くも高知県産の新米が入荷していました。道産米も来週後半には入荷予定だといいます。こちらの米穀店は農家と直接取引していますが、ホクレンの定めた概算金を参考に、仕入れ価格を決めたといいます。

こめしん 徳山大介 社長:「店頭での売価が3割アップくらいになる感じだと思います。(ななつぼし)5キロで税込4500円以上にはなってくると考えています。」

概算金が上昇した分、農家と直接取引しても価格の高騰は避けられないとしています。

買い物客:「新米は食べたいけれど、どうするかだよね、少しでも安くなってほしいけれど。」

コメの高騰は一体どこまで続くのでしょうか。

森唯菜アナウンサー)
令和の米騒動、備蓄米の放出もあり、米価格は落ち着いてきてはいますが、いよいよ新米の時期を迎えます。今後、価格はどうなるのでしょうか。お米の流通にも詳しい専門家はそこまで高くならないという見立てです。

生産者のメリットも確保しながら、消費者の買える価格になるのではということです。そして、お米も卸している米穀店こめしん。こちらは北海道産の新米は高値傾向で例年と比べ3割アップ。つまり5キロで4,500円以上するのではという話です。こちらのお店は直接農家と取引しているんですが、ホクレンの概算金を参考にしているので、今年はそれくらい上げないとお米の交渉ができないというお話でした。

ただ、お米がとれてみないとまだわからないということなので、もし余るようになれば来年値下がりする可能性もあるということです。令和の米騒動、家計への影響はまだまだ続きそうです。

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