知床半島・羅臼岳 遺体付近で駆除の母グマは男性襲ったクマと断定 道総研・DNA鑑定で一致と発表
2025年 8月19日 18:04 掲載
知床半島の羅臼岳で男性がクマに襲われ死亡した事故で、DNA鑑定の結果、道は現場近くで駆除された母グマが男性を襲ったクマと断定しました。
羅臼岳の登山道で14日、東京都の会社員・曽田圭亮さん26歳がクマに襲われ、翌日、遺体で見つかりました。現場近くでは親子グマ3頭が駆除されていて、道総研の鑑定の結果、曽田さんの衣服に付着していたクマの体毛などのDNAが、駆除された母グマから採取したものと一致しました。この結果を受けて、道は駆除された母グマが曽田さんを襲ったクマと断定しました。
環境省などによりますと、事故を受けて閉鎖された羅臼岳の登山道については、すぐに閉鎖は解除されないということです。