90代の男性の詐欺被害約6000万円未然に防ぐ 銀行員の2人に警察から感謝状
2025年 8月19日 19:55 掲載
旭川市の90代の男性の詐欺被害を未然に防ぎ、およそ6000万円の資産を守ったとして銀行員の2人に警察から感謝状が贈られました。
■旭川東警察署・老浪和也署長:
「お二人の鋭敏な感覚と迅速なご対応によりまして無事、未然に防止することができました。本当にありがとうございます。感謝申し上げます」
詐欺被害を防いだとして19日、旭川東警察署長から感謝状を贈呈されたのは、北洋銀行豊岡支店の調査役大庭愛子さんと業務課次長の今井和子さんです。警察によりますと、今年6月旭川市で1人暮らしの90代の男性に、検察官を名乗る男から「口座が犯罪に使われているため、加担していない証拠に保証金が必要だ。」と電話がありました。男性が指示された通り所有する全ての口座のお金、およそ6000万円を北洋銀行の口座に集め、他人の口座に送金しようとしていたため、2人が不審に感じ詐欺被害を防ぎました。
■北洋銀行豊岡支店・今井和子さん:
「なぜこんなに急いで手続きを(するのかと)、本当に銀行にたどり着くのも簡単ではないような様子でご来店されていたので、やはりちょっと異常な取引だなというのは早い段階で感じました。」
警察は「口座が犯罪に使われている」などと電話でお金を要求することはないとして、不審な電話があれば「#9110」に相談するよう呼びかけています。