留萌市で同居していた父親が死亡したにもかかわらず、放置したとして死体遺棄の疑いで住所不定の女が大阪市で逮捕されました。

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、住所不定、無職の佐藤信子容疑者（５３）です。

佐藤容疑者は留萌市南松２丁目で同居していた父親の和彦さん（８３）が、今年５月中旬ごろに死亡していたにもかかわらず放置した疑いがもたれています。

およそ１カ月後の６月１７日に和彦さんの知人が「安否を確認してほしい」と警察に連絡し、駆けつけた警察官が、自宅で亡くなっている和彦さんを発見しました。

司法解剖の結果、死因は病死で遺体は死後１か月ほど経ち、腐敗していたということです。

当時、同居していたはずの長女の佐藤容疑者の行方が分からなくなっていたため捜索していたところ大阪市にいることがわかり１９日に逮捕しました。

警察の調べに対し、佐藤容疑者は「放置したことに間違いありません」と容疑を認めています。

警察は佐藤容疑者が遺体を放置した経緯や動機について詳しく調べています。