クマ出没相次ぐ北海道 初山別中学校の中庭にクマ、江差町ではトウモロコシ食害
2025年 8月20日 17:39 掲載
北海道の初山別村にある中学校でクマが目撃されました。
また、道南の江差町では、家庭菜園のトウモロコシが20本以上食い荒らされる食害も確認されています。
午前10時ごろ、初山別中学校の中庭に現れた1頭のクマ。
目撃した職員によりますと、クマは体長1.5メートルほどで、その後、山の方へ入っていきました。
中学校では20日に2学期が始まりましたが、当時、校舎の外に出ている生徒はいませんでした。
中学校は今週末まで保護者に登下校の送迎を呼びかけるなど警戒を続けています。
前田愛奈記者)
「住宅のすぐそばにある畑です。トウモロコシがなぎ倒され、実の部分が食べられてしまっています」。
また江差町椴川町の住宅の家庭菜園では、午前7時ごろ「食害にあっている」と近くに住む人から通報がありました。
警察によりますとトウモロコシ20本以上が食い荒らされ、畑の中で幅20センチほどのクマの足跡が確認されたことからクマによる食害とみられています。
江差町では、先月下旬から家庭菜園での食害が相次いでいて、町は箱わなや電気柵の設置を進めているほか、町民にスイカやトウモロコシなどの農作物を早く収穫するよう呼びかけています。