絶滅危惧種のキタサンショウウオを北海道の天然記念物に指定するよう釧路市の環境団体が道教委に要請
2025年 8月21日 10:41 掲載
絶滅危惧種のキタサンショウウオを北海道の天然記念物に指定するよう釧路市の環境団体が道教委に要請しました。
キタサンショウウオを道の天然記念物に指定するよう道教委に要請したのは釧路自然保護協会など地元の環境団体です。キタサンショウウオは太陽光発電施設の建設などで生息地が減少し、2020年にレッドリストのランクが2段階引き上げられました。太陽光発電施設の建設が相次いでいる釧路湿原周辺は釧路市など5市町村が隣接していますが、キタサンショウウオは釧路市と標茶町でしか天然記念物に指定されていません。
キタサンショウウオの専門家 照井滋晴さん:「太陽光発電施設の建設含めて、キタサンショウウオの生息地が失われている。道の方でも早い段階で(天然記念物に)指定してもらうのが一番いい。」
道教委は「担当部署に報告して前向きに検討したい」としています。