「年々バージョンアップ、介助しやすく」最新ヘルスケアロボットの展示会 医療や介護の現場を手助け
2025年 8月21日 17:43 掲載
医療や介護の現場を手助けする、最新のロボットや機器を集めた展示会が札幌で開かれました。
ロボットと記者)
「(Q、好きな食べ物は何?)好きな食べ物はメロンです。」
会話をしながら心拍の測定や表情の分析をしてくれるロボットに…
ベッドを濡らすことなく少量の水のみで全身を洗えるシャワーなど…
21日から札幌市内で開催されているのは、「ヘルスケア・ロボット展」。最新の技術が搭載された医療・介護ロボットを実際に使って、体験することができます。
北海道ヘルスケア・ロボット協会 太田誠理事)
「(製品も)年々バージョンアップして利用しやすいように、また介助しやすいようにという風な形にもなっていますので、ロボット展を通じて現場と開発側の方の情報がうまくやりとりできれば(いいと思う)」
安原依里記者)
「こちらのセンサーはベッドで寝てる人が起き上がるとすぐに検知をして見守っている人に知らせてくれます。」
スマホを利用して遠隔で様子を確認することができ、転倒などの危険な動作をすぐに確認することができます。
そしてこちらは、認知症患者とのかかわり方を学べる「認知症ケア支援VR」。
認知症患者)
「あー、今日も疲れたな、郵便来てるな、いつもどおりこれから確認しよう」
家族)
「父さん手洗ってきてくれる? ちょっと聞いてる? 手洗ってきて!」
認知症患者)
「あぁ、もう邪魔しないでくれ、いちいちうるさいんだよ」
こちらは認知症を理解するためのVR映像で、介護施設の職員研修などに導入されているそうです。介護への理解も深めることができる、ヘルスケアロボット展は22日まで開催されています。