知床半島・羅臼岳 男性を襲ったクマは4日前に登山道で目撃された「人を避けない」クマと同じ可能性高い
2025年 8月22日 11:46 掲載
知床半島の羅臼岳で男性がクマに襲われ死亡した事故で、事故の4日前に登山道で目撃されたクマが、男性を襲ったクマと同じ可能性が高いことが分かりました。
羅臼岳の登山道で10日、親子グマ3頭が登山客のすぐ近くまで来るなど、周辺ではクマの目撃が相次いでいました。ヒグマの調査などを行う「知床財団」によりますと、10日に目撃された母グマは、外見上の特徴から14日に26歳の男性を襲い翌日駆除されたクマと同じ可能性が高いということです。駆除された母グマは2014年生まれの11歳で、この親子とみられるクマの目撃情報が今年に入り30件以上寄せられていて、人を避けず、人に出会ってもすぐに逃げない傾向があったということです。事故を受けて閉鎖されている登山道の閉鎖解除の見通しは立っていません。