稚内空港 鳥を追い払う作業車がいる滑走路に航空機が着陸態勢 重大インシデントとして国交省が調査へ
2025年 8月22日 18:00 掲載
稚内空港で全日空グループの航空機が作業車両がいる滑走路に着陸しようとしたとして、国土交通省は大きな事故につながりかねない事態、重大インシデントに認定しました。
国土交通省によりますと、20日午前11時すぎ、稚内空港で全日空のグループ会社「ANAウイングス」が運航する新千歳発・稚内行きの航空機が、滑走路上に作業車両がいたにも関わらず着陸態勢に入りました。車両は鳥を追い払う作業をしていましたが、航空機に気づき滑走路の外へ退避したため事故には至らず、航空機の乗客乗員74人にけがはありません。国交省は21日、大きな事故につながりかねない事態、重大インシデントとして認定し、パイロットに話を聞くなど原因を調べています。