2学期スタート・・・でも残暑続く札幌 スポットクーラーと扇風機で暑さしのぐ教室 エアコン設置状況は?
2025年 8月25日 16:41 掲載
まだまだ残暑が続く中ですが、札幌市内の小中学校では始業式が行われ、暑さ対策をしながらでの2学期スタートとなりました。
札幌市内の小中学校では、25日から2学期がスタート。
札幌市厚別区の信濃小学校では、暑さ対策として各教室でのテレビ放送で始業式が行われました。
■3年生 齋藤璃さん「いとこの家族が飛行機に乗って名古屋から北海道に来てくれた」
■3年生 村田依茉さん「みんな喧嘩とかしないで、仲良く過ごせる2学期にしたいです」
今週も気温が高くなることが予想されるため、札幌市教育委員会は、29日まで「熱中症対策強化週間」とし、熱中症事故の防止を呼びかけています。
信濃小学校にはまだエアコンが設置されていないため、水分補給などを徹底するほか、今週いっぱいは下校時間を繰り上げるということです。
■信濃小学校 伊藤猛教頭「各教室に、スポットクーラー1台ずつと扇風機を1台2台置いています。扇風機を使って冷たい空気を回すような形で、暑さ対策をしています」
札幌市内の市立学校でエアコンが設置されているのは、312校中、59校。札幌市は2027年度までには全校で設置を完了させたいとしています。
森唯菜アナウンサー)
改めて札幌市立学校のエアコンの設置状況を確認します。
まず、今日現在までに312校中59校がエアコンを使用できていて、全体の2割を切っています。ただ、来年2026年の夏には一気に増えて210校。さらに、再来年2027年の夏には308校、98.7%が使用できる予定になっています。ここから残り4校が2027年度内に設置を完了させ、2028年の夏には札幌市立の学校全てがエアコンを使用できることを目指しています。
ちなみに、その4校は老朽化や合併の改修工事の時期に重なって遅くなっているということです。ただ、年々暑さが厳しくなっていますので、もっと早くエアコンを設置してほしいなと思うんですが、市の担当者にお話を伺いますと、そもそも多くの学校で電気の容量が不足しているため、電気室の大幅な改修工事が必要。また、エアコンの設置台数分、分電盤を作らなければいけないということなので、学校にもよりますが、電気工事だけでおよそ半年がかかってしまうんです。で、さらにその後、実際にエアコンを設置すると、追加でおよそ1ヶ月がかかってしまうということです。一般家庭とは違って規模が大きいので、どうしても時間がかかってしまうということです。
河野さん、親としてはちょっと心配ですよね。
河野真也)
うちの子供の学校もエアコンもあるけど、まだつなげる工事ができてないっていうので、今年の12月にするって仰ってましたけど。仕方ない部分あると思うんですけど、夏休みの期間が、始業式遅らせて、夏休み伸ばしたじゃないですか。本当にその期間でいいのかどうかっていうのは考えてほしいなと思ってて。実は、その一学期の終業式の前、そこの方が暑いんじゃないかっていうのをちょっと、思ってるので、その期間とかね、また検討できることはしてほしいなと思います。
森唯菜アナウンサー)
学校側の対策であったり、個人としても適切な水分を取って熱中症対策するなど、我々の対策も必要になってきます。