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【住民不安】クマ出没多発の北海道・江差町と初山別村 ハンター発砲も… 電気柵や生徒送迎で警戒強化

北海道の江差町や初山別村で相次ぐクマの出没。警戒が続く中、自治体が対応に追われています。

撮影者)
「子グマだね。いやいや~ちょっと」。

23日、初山別村の墓地に現れた1頭のクマ。寺の中にあるお墓のまわりを歩く姿が撮影されていました。

真秀寺住職 菊井真証さん)
「クマも生き物であるのは間違いないのですが、やはり住宅地の近くに出るということは住んでいる者としてはかなり不安の材料になる。住んでいる者としては早く捕まってほしい」。

同じ個体とみられるクマは今月20日、寺のすぐそばにある初山別中学校の中庭にも出没していました。

23日、寺にクマが出没したおよそ2時間後、同じ個体とみられるクマはまたしても中学校の中庭に姿を現しました。出動したハンターが中庭にいたクマに1発発砲。弾は尻付近に当たりましたが、クマはそのまま山の方向に立ち去ったということです。

相次ぐクマの出没。25日午後1時、村は中学校を囲むようにおよそ800メートルにわたって電気柵を設置。周辺にはカメラも3つ設置しました。

初山別村 経済課農林畜産係・籾山幸久係長)
「確実に人里に近づいてきているという認識でおります。人身被害の防止や近隣住民の方もいるので被害が出ないような形での対策をと思っている」。

この地区では20日から23日にかけてクマの目撃情報が4件寄せられていて、すべて同じ個体とみられています。道は来月23日までこの地区に「ヒグマ注意報」を出し、夜間や薄暗い時間帯の不要不急の外出を控えるよう注意を呼びかけています。

前田愛奈記者)
「クマ出没の影響で保護者が入り口の前まで送迎を行っています」。

25日に始業式が行われた江差町の江差高校。相次ぐクマの出没を受け、保護者の付き添いやスクールバスで校舎の入り口前まで生徒を送迎する措置をとりました。

江差高校 藤本純一教頭)
「どこに出るかわからない状況なので生徒の安全を考えると、登校時それから下校時中心に不安は結構あります」。

警戒が続く中、25日もクマの目撃情報が。江差町橋本町では午前2時半ごろ、住人の女性が窓から家の外にいるクマを目撃。同じ場所にはクマの糞もありました。

クマが目撃されたのは江差町橋本町の住宅街。付近には飲食店やスーパーがある町の中心部です。市街地でのクマの出没に近隣住民からは不安の声が。

町民)
「毎日出ているから散歩できないしどうしようかなと」。
「人が怪我する前に駆除してもらいたいですね」。

江差町ではクマによる食害が相次いでいることから、ハンターによる巡回の強化や箱わなの設置を進めています。


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