ファイターズの２軍本拠地をめぐり、札幌の市民団体が誘致を進める真駒内公園について、秋元市長は誘致可能かどうか検討を進める考えを示しました。

２軍本拠地の道内移転を発表したファイターズ。新たな施設には、５０００席規模のスタジアムのほか、商業施設や住宅なども計画されています。

札幌市南区の市民団体は、道立真駒内公園への誘致を目指して署名活動を始め、市に要望書を提出しています。

秋元市長は２６日、誘致が可能か検討する考えを示しました。

札幌市　秋元市長）
「真駒内公園についてはすでに公園として指定されていたり、施設が具体的にあるという状況なので、全くの更地という状況ではないという中で可能なのかについても検討を進めていきたい」

真駒内公園は２０１８年に札幌市がボールパークの候補地としてファイターズに提案し、選ばれなかった経緯があります。市民団体は２軍誘致で南区を盛り上げたいと話します。

真駒内公園誘致期成会準備会　清野昭一さん）
「真駒内から定山渓までのあのあたりの開発をしていかないとどんどん人口が減っていく高齢化が進んでいく。何かを呼び込んでドンと大きいことをやった方が人も集まるんじゃないだろうかという気持ち」

恵庭市や江別市ではすでに期成会が発足し、苫小牧市でも来月期成会が設立されます。ファイターズは、６つの市と情報交換を重ね、再来年ごろまでに移転先を決める方針です。