羊蹄山麓の水源地巡る訴訟 水源保護を求めるニセコ町民の約半数以上と町外の約21.5万人の署名集まる
2025年 8月28日 17:45 掲載
北海道のニセコ町にある羊蹄山麓の水源の所有権を巡る返還訴訟で、水源地を守るために町民の半数以上の署名が集まりました。
ニセコ町は2013年、羊蹄地区にあるおよそ16万平方メートルの土地を、開発による水源への影響を防ぐため民間企業から取得しました。しかし、4代前の所有者である山梨県の企業が、土地を無断で売買されたとして町を訴えました。
一審の札幌地裁でニセコ町は敗訴しましたが控訴。今月8日からは水源地を守るための署名活動を始め、町民の半数以上となるおよそ2800人の署名が集まりました。また、町外のおよそ21万5000人も署名しており、来月、札幌高裁に提出される予定です。