北海道美唄市発注の水道工事をめぐる贈収賄事件 設備会社の元社長ら2人に執行猶予付きの有罪判決
2025年 8月30日 07:37 掲載
北海道美唄市発注の水道工事をめぐる贈収賄事件の裁判で、29日、設備会社の元社長ら2人に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
美唄市の工事業者「サニー設備工業」の元社長・伊藤義則被告と元取締役・磯田諭被告は、去年までの3年間、市の元職員・本田強志被告から、市発注の水道関連工事の入札最低制限価格を教えてもらう見返りに、旅行代金など、およそ85万円を贈った罪に問われています。
29日札幌地裁で行われた判決公判で井戸俊一裁判長は、「会社と市職員の私利私欲が相まって癒着し公務の公正さと信頼を害する悪質な犯行」などとして、伊藤被告に懲役1年・執行猶予3年、磯田被告に懲役10か月・執行猶予3年の判決を言い渡しました。