地域の協会へ初の個別の引き渡し 英大学返還のアイヌ民族の遺骨1体が30日釧路アイヌ協会へ
2025年 8月30日 12:57 掲載
イギリス・スコットランドの大学から返還されたアイヌ民族の遺骨1体が釧路アイヌ協会へ引き渡されました。
今年4月、スコットランドのエディンバラ大学から返還されたアイヌ民族の遺骨3体のうち1体が30日釧路アイヌ協会に引き渡されました。
この遺骨は20世紀初頭に釧路市などから研究のために大学側に寄贈されたとみられていて、胆振の白老町にある国のアイヌ文化発信拠点・「ウポポイ」で保管されていました。
海外から返還された遺骨が地域のアイヌ協会に個別に引き渡されるのは初めてです。
■釧路アイヌ協会・桃井芳子会長:
「悲しい悲しい旅だったのだろうなと思って、遺骨が戻ってきたということはとても嬉しく思っております」
内閣府のアイヌ総合政策室は「今後も地域の要望があればガイドラインに沿って引き渡しの手続きを進めたい」としています。