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石狩市出身のドラマー、YOYOKAさん 海を渡って3年 初のヨーロッパツアーへ 世界を魅了する“道産子”の挑戦

世界が天才と称賛した石狩市出身のドラマー、YOYOKAさん。活動拠点を海外に移して3年、初のヨーロッパツアーに臨みました。
15歳の道産子が異国の地で思い描く夢とは。

YOYOKAさん)
「2階建てバス走っているのがロンドンっぽい」、「イギリス出身の方のバンドの曲もたくさんたたいたことがあるので、その人たちが生まれた場所なんだな(というのを感じる)」。

本名・相馬世世歌さん。初めて訪れるイギリスに少し興奮気味の15歳。石狩市出身のプロドラマー、YOYOKAさんです。
1歳半でドラムを叩き始めたYOYOKAさん。幼くしてその才能を開花させます。

世界に知られるきっかけは8歳の時。演奏の動画が世界中に拡散され…
翌年には「世界が尊敬する日本人100人」に最年少で選ばれました。そして…

YOYOKAさん(当時12歳)
「将来的にはアーティストになりたい。マルチプレーヤーとして自分で作詞作曲したり自分が作った音楽で世界の問題、貧困、差別、戦争を少しでも無くしたい」。

夢の実現のため3年前に家族で渡米。ロサンゼルスを拠点にハイスクールに通いつつ、世界的な音楽家たちとコラボするなど音楽と向き合う毎日を送っています。

YOYOKAさんは先月、オファーを受け初のヨーロッパツアーに挑戦。ロンドンを皮切りにスペインやドイツなど5カ国をめぐります。

音楽仲間)
「家族でロンドンの街中を散策した?」

YOYOKAさん)
「いや、街はずれにしか行っていないよ」

YOYOKAさん(Q:日本を出るまで英語は)
「まったくやったことがない。(渡米前は)家族も誰もしゃべれない」

苦労が絶えなかった渡米後の生活。
去年2月、カリフォルニア州を直撃した豪雨で自宅が土砂崩れに巻き込まれ、数日間、閉じ込められたこともありました。

父・相馬章文さん)
「大変なことも多かったが、いろんな方の支えによって、彼女本人の努力で少しずつこういったことが実現していっていると感じる」。

立田祥久記者)
「YOYOKAさんのヨーロッパ初ツアーが間もなく始まります。地元のファンやプロの音楽家がその瞬間を待っています」。

YOYOKAさん)
「来てくれてありがとうございます。私はYOYOKAです。お客さんが来てくれるのか心配もしていました。でもたくさんの方に来ていただきました。本当にありがとうございます」。

YOYOKAさんのソロ演奏で始まった2時間の舞台。
ライブでは様々なアーティストとのコラボも。ジャズバンドとの共演は渡米前にはなかった新たな挑戦です。

YOYOKAさん)
「アメリカに行ってからいろんなミュージシャンに出会ったりしてジャズとかフュージョンとかファンクとかヒップホップも。いろいろな音楽ができるよ、というのは見せたい」。

会場のファン)
「ドラマーの彼女は最高だ!ロックの未来を担う存在だよ」。

プロのドラマーも太鼓判を押します。

「ジャミロクワイ」ドラマー:デリック・マッケンジーさん)
「本当にすばらしいライブでした。彼女はとても才能豊かで本当にすごい。若くしてドラムを始めて両親のサポートもあるので大物になるでしょうね」。

自分の音楽を世界中の人に届けたい。大きな目標に向かって、YOYOKAさんの挑戦は続きます。

YOYOKAさん)
「言語が関係ないもの、音は。世界中の人たちと、いろんな環境の人たちと音楽で繋がって楽しめたら」(Q:ツアー期間中の目標は)「その国々の料理を食べたい!」。

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