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釧路湿原周辺のメガソーラー建設 道が一部工事中止を勧告 森林法違反で 事業者は「錯誤」と説明

釧路湿原周辺で進むメガソーラー施設について、道から許可を得ずに開発する森林法違反があったとして、道は事業者に対し工事の一部中止を勧告しました。

緑豊かな森林の中で建設が進むのは、太陽光発電の施設。釧路湿原近くの4.3ヘクタールの土地におよそ6600枚のパネルが設置される計画です。

日本エコロジー・大井明雄営業部長)
「(工事を始めたのは)まだ2~3週間前ですね(完成までは)3~4カ月ですね、長くて半年、雨の状態にもよりますけど」。

6月に始まったこの工事で違法開発が発覚しました。森林法では太陽光発電施設の建設で0.5ヘクタールを超える森林を開発する場合には道からの許可が必要と定められています。しかし、事業者の日本エコロジーが許可の申請をせず0.86ヘクタールもの開発を行っていたことが明らかになったのです。

道は、2日、違法に開発した区域での工事中止を口頭で勧告しました。

道の担当者)
「従わない場合は中止命令を発出するなど、厳正に対処するとともに、事業者が事業を継続または中止する場合、いずれの場合におきましても、森林の公益的機能を阻害することがないように、必要な防災施設の設置や原状回復の指導など、適法な状態となるように必要な是正措置を指導してまいります」。

なぜ制限を超えた違法開発が起きたのか。日本エコロジーは、道からの聞き取りに「錯誤。間違い」と説明したと言います。

北海道水産林務部林務局 加納剛局長)
「当初の測量を間違えたのか、やっている途中で測量の境界を超えてやってしまったのか、そこは聞き取りをしながら把握していきたい」。

工事をめぐっては周辺に生息するタンチョウなどの希少生物への影響を懸念する声も。釧路市は国に対し、メガソーラー建設の法整備も求めてきました。

2日の会見で浅尾環境大臣は。

浅尾慶一郎 環境大臣)
「地域の意見を関係省庁に共有し、国としてしっかりとしたことをできるように、どのような対応ができるか検討していきたい」。

課題が山積する中、新たに発覚した違法開発。日本エコロジーはHTBの取材に対し「違反している部分については中止の勧告に従う。原状回復をするか、申請をし直すかは検討中」としています。

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