タンチョウなど希少生物の保護 急増する太陽光発電施設の規制へ 条例案を釧路市議会に提出
2025年 9月 4日 11:45 掲載
太陽光発電施設が急増する釧路市で、自然環境と共生できない建設を規制する条例案が議会に提出されました。
■釧路市 中村基明副市長「本市における太陽光発電施設の適切な設置及び管理のための必要な手続き等について定めるものであります。」
釧路市内では太陽光発電施設が急増していて、希少生物や自然環境を脅かす建設も増えていることから市は条例制定を進めてきました。
条例案ではタンチョウなどの希少生物5種を「特定保全種」に指定し、この5種が生息する可能性が高いエリアを「特別保全区域」とし、事業者には生息調査や保全対策を義務付け、従わなければ建設を許可しないとしています。
条例案は17日に採決され可決される見通しで、来月から施行され、来年以降、建設される施設に適用されます。